起源は、kyykkä(キイッカ)
モルックは、北欧の国、フィンランドで生まれたスポーツです。
その起源は、フィンランドのカレリア地方の伝統的なゲームである「kyykkä(キイッカ)」を起源としています。「キイッカ(Kyykkä)」は、フィンランドの伝統的な木の棒を使った屋外の遊びで、カレリア地方で古くから親しまれてきました。

このゲームでは、木製のバット(「カルットゥ」)を使って、地面に置かれた木のピン(「キイッカ」)をフィールドの外に投げ出すことを目指しました。
モルックは1966年生まれ
もともとはカレリア地方で古くからプレイされていたこのゲームは、1950年代にフィンランド全土で復活し、現在でも親しまれています。
この「kyykkä(キイッカ)」をもとに、「もっとみんなで楽しめる遊びにしよう」と思った人たちが、木の棒を使った新しいスポーツ「モルック」を作りました。そして、フィンランドのLahden Paikka社(ラハデン・パイッカ)(当時 Tuoterengas社)によって1996年に開発されたスポーツが「Mölkky(モルック)」です。
母国フィンランドでは、サウナとビールを楽しみながらプレイされている気軽なスポーツです。とても簡単なルールで老若男女問わず誰でも楽しめます。

モルックの現在
2016年、モルックを作る権利は「Tactic Games(タクティック・ゲームズ)」という別の会社にうつりました。2025年現在、正規品としてのモルックの使用・製造・販売に関する権利はこの会社が所有しています。
モルックの公式サイト「Mölkky World」では、モルックの商標は現在Tactic Gamesが所有していることが明記されています。 (リンク:molkky.world)
※Mölkky®はTactic社の登録商標です。
今でも、モルック(正規品)はフィンランドで作られていて、世界中で遊ばれています。
モルックは、子どもから大人まで楽しめる、環境にやさしくて楽しいスポーツです。
現在では、フィンランドから世界中に広がり、日本でも大会が開かれるほど人気スポーツになりました。
ここ数年で日本でのモルック人気が盛り上がり、キャンプの場や公園などでも多くの人が楽しんでいる様子を見かけることが増えました。
お笑いコンビ「さらば青春の光」のメンバーで、モルックが大好き芸人でもある森田哲矢さんがテレビやラジオ、YouTubeなどでモルックの楽しさをたくさん紹介しましていた影響が大きいんでしょうね。

国際連盟やスポーツ協会があります
●国際モルック連盟(International Mölkky Organization/IMO)(リンク:IMO)
●一般社団法人日本モルック協会(Japan Mölkky Association/JMA)(リンク:JMA)
2020年に日本モルック協会が設立されました。
目的・目標として、mölkky®(モルック)を使用して、老若男女障がいの有無に関係なく、皆が共に同じフィールドで、一部の地域だけでなく日本全国で楽しめるように普及することを理念としています。さらには世界のモルックプレーヤーとも楽しく遊べる機会を提供することを掲げています。
くわしくは協会サイト(JMAの理念)をご覧ください。
日本モルック協会では、全国でモルックの体験会や大会を開催しています。また、モルックのルールや遊び方を教える教室を開いたり、モルックを楽しむ仲間を増やすための活動をしています。このあたりもくわしくは協会サイト(JMAの理念)をご覧ください。

日本モルック協会のホームページは、初心者でもモルックのことが理解しやすいようにわかりやすく作られています。私もここでルールほかいろいろ知ることができました。感謝!
モルックに興味がでたら、ぜひ体験会やイベントに参加してみてください。すごく簡単です(^^♪