モルックを長持ちさせたい!なら塗装一択
モルックの道具はどれも「木」からできています。つまり「木製品」。木製品は塗料を塗ることで耐久性が増します。木製品の塗装は主に「 ウレタン塗装 」 「 ラッカー塗装 」 「 オイル塗装 」が一般的。特徴は以下の通り。
「 ウレタン塗装 」
- 塗膜を張るタイプと浸透させるタイプの2種類
- 2種類も表面に塗膜を作るため、水や汚れを弾く効果あり
- 塗膜を張るタイプの場合は、表面がつるつるしている
- 浸透させるタイプの場合は、表面はつるつるとしていない
- 浸透させるタイプは浸透させて拭き取る塗装となるため、木本来の質感になる
- メンテナンスは不要
「 ラッカー塗装 」
- さまざまな木製品に多く使われている
- 木の表面に塗膜を張ることで、水や汚れを弾く効果
- ウレタン塗装と比べると、耐久性が低く、熱に弱い性質
- メンテナンスはほぼ不要
「 オイル塗装 」
- ウレタン塗装に比べると耐久性に欠ける
- 表面から油を内部に浸透させる塗装となる
- オイルは食用油を使用するため安心安全度が高い
- 使用しているうちにオイルが剥げてきてしまう
- メンテナンスは必須
「 柿渋塗装 」
- 天然素材100%の塗料
- 防虫、防腐効果がある
- 自然な風合いを生かせる
- 水や汚れを弾く効果は少し弱め
必要な道具
- 塗料
- 刷毛
- カンカン、大きめの空き缶
- サンドペーパー
- 新聞紙
- ブルーシート(室内の場合)
「 柿渋で塗装 」を選択して塗装作業

モルックは自然派なイメージがあるので(個人の感想です)、「柿渋」を選択。
柿渋塗料は、青い渋柿から作る100%天然の自然塗料なので化学物質が含まれていないため、気に入ってます。性能としては防水・防腐性に優れ、日本古来より様々な用途で使用されてきた材料です。色は赤褐色の半透明で、建材や家具に塗ると、ペンキでは出せない風合いを楽しめます。この辺はオイル塗装でも似た感じかもですが。
また、柿渋塗料に含まれている「柿渋タンニン」には、防水・防腐性能だけでなく、シックハウス症候群の原因であるホルムアルデヒドを吸着・中和する効果もあるってことなので、そこも気に入りました。
塗装する前に、塗る面のゴミや油分、カビなどを取り除き、乾燥させておくことが大事。
モルックやスキットルの表面にガサつきがひどい場合は、塗装を行う前にサンドペーパーで気になる箇所を磨いていきましょう。
手順としては、
- 300~400番を使用し、ザラつきをざっくり整える
- 1000番を使用し、きれいに仕上げる
サンドペーパーは、目が粗いものから細かいものまでたくさん種類がありますが、初めに荒い目の番手を使用し、大まかに表面を整える。その後、細かい目のもので仕上げるのがオススメ!
紙やすりでのメンテナンス作業の後に、塗装作業を行いましょう。

刷毛を使って均一に塗りましょう。必要に応じて、数回重ね塗りするとより効果的です。
塗装後、十分に乾燥をさせたら、風通しがよく直射日光の当たらない場所で保管しましょう。

モルックは屋外でゲームすることがほとんどだと思いますので、塗装する場合は、重ね塗りを数回して耐久性を高めることをお勧めします。
なお、塗装せずに無垢のままモルックアイテムを使い続けるのももちろんありだと思います。
購入したモルックアイテムを長持ちさせたいときに、この情報がお役立ていただければ幸いです。
